第一回どんぐり苗木づくり講習会を開催しました
2025年10月26日(日)に、市有林と近隣公園を会場として、埼玉県飯能市の環境教育部会主催のどんぐり苗木づくり講習会を開催しました。本講習会は、小学生から中学生の皆さんに、森林に親しみながら環境について学んでいただくことを目的としており、会場間の移動があるため保護者の方にもご同伴いただきました。
当日は、東京大学大学院 農学生命科学研究科・附属田無演習林の前原忠助教を講師にお迎えし、どんぐりの選別の仕方や育て方に関するお話を交えながら、自然に触れる学びの時間を提供しました。用土やポットなどの教材は主催側で準備し、無料でお渡ししました。また、希望された方には里親制度のご案内も行いました。

参加者の皆さんには動きやすい服装でご参加いただき、帽子や飲み物、軍手、タオルなどを持参のうえ、約5時間の活動を通して森林の大切さや植物を育てる楽しさを体験していただきました。
本講習会の実施にあたっては、飯能市森林づくり課および飯能テレビにご協力いただきました。


前原忠助教(東京大学大学院 農学生命科学研究科 附属田無演習林)
当日の様子
どんぐり収集と選別

会場の周辺でどんぐり探し。
そのまま食べられるスダジイもありました。

採取したどんぐりを水に浮かべて選別します。
水に浮く実は発芽力が低いため使いません。
沈むものが合格です。
苗木づくり(種まき)

土をつくります。
赤玉土と腐葉土と、どんぐりを採取した場所の土も少し混ぜるのがポイントです。

配布したポットにブレンドした土を敷きます。

種類ごとに、1つの苗に2~3個のどんぐりを植えます。
横向きに、深さ2〜4cmで植えます(尖った方が発芽口)。

苗の完成です。
2年間、各家庭で育てていただき、その後みんなで植樹をおこないます。

